2019年10月13日日曜日

No.0168 北村英治/SWINGIN' AGE PART1【Sax:なし】


サックスなし
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)



秋の夜長にはジャズクラリネットがよく合います。

近所で開催されていた古本市の近くを通る際に、何気なく中古CDのブースを覗いてみたら、たまたま見つけ、即購入したのがこのCD。廃盤になっていて、Amazonで検索しても出てこないですし。

北村英治さんといえば、日本のジャズクラリネット界の草分け的な存在で、今年でなんと90歳!
でもまだまだ現役で、銀座スィングで谷口英治さんとかとライブを行ってたりもしますね。

このアルバムは「北村英治 トリオ&クワルテット」と書いてあるように、全10曲のうち5曲はクラリネット、ピアノ、ベース、ドラムスのクワルテット、残りの5曲はクラリネット、ピアノ、ドラムスのベースレストリオという編成。

北村英治さん自身が「私達のトリオ」という題でベースレストリオについて解説を書いてらっしゃいますが、ベースがいない分、右足でベースドラムのペダルを一小節のなかで4回正確に踏んでビートを作り出さないといけなく、余程練習を積んでいないと不安手になるらしい。そのためドラムスの須永ひろしさんは毎日マラソンをすることにしたそう。
ベースレストリオといえば、メロディを吹くサックスやクラリネットが普段以上にベース音を意識しながらアドリブしないといけないということはよく聞きますが、ドラムスもこんなに大変なんだということがわかり、ちょっと面白かった。

ベニー・グッドマン大好きな北村英治さんらしく、収録されている曲はベニー・グッドマンの時代の古き良きジャズの名曲ばかりです。

あと、ちょっと気になったのが使用機材。
使用したマイクは楽器毎に下記のように違い、興味深かったです。

<使用機材:マイク>
クラリネット : ノイマンU-87i
ピアノ    : ショップスCMC-54UX2
ドラムス   : E.ボイスCS-15X2、RE-16
ベース    : ソニーECM-40

ちなみに録音日は1978年2月16日です。


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