2017年2月26日日曜日

No.0015 渡辺美里/ribbon【Sax:Jack H.Conception, 本田雅人, 中村哲】

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M01 AS/TS/BS:JACK H.CONCEPCION
M06 AS:本田雅人(ちょっとTSっぽくも聴こえるけど。。)
M10 AS:中村哲
全11曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

中学、高校の時は、美里が大好きで、
ファンクラブに入ってましたし、
大学で九州から関東に出てきてからは、
10年間毎年西武球場ライブに行ってました。
毎年夏といえば「美里の西武球場ライブ」
という感じだったのに、そういう季節を感じる
イベントが無くなってしまって本当に寂しいです。

このアルバムは小学5年生か6年生の時に
友達にカセットを借りて知ったアルバムです。
聴いてすぐにはまり、その後どんどん
美里にはまっていった感じです。

このアルバムのポイントはいくつかあります。

M01の「センチメンタルカンガルー」は
冒頭の佐橋佳幸さんのギターリフが印象的。
2014年9月に開催された
”佐橋佳幸(祝)芸能生活30周年記念公演”
にて、あるギタリストがこのギターリフは
どうやっても弾けない、どうやってるんですか?
って聞いてたけど、それだけ難しいらしい。
参考)知ってるとは思いますが、
 佐橋佳幸さんは松たか子さんの旦那さんです。

またこの曲ではホーンセクションも格好いいですが、
サックスは、クリスタルマウスピースで有名な
あのJACK H.CONCEPCIONさん。
ジェイクのマウスピースはオークションなどでも
なかなか出てこないし、入手困難なマウスピースの
一つですね。
ジェイクのマウスピースはオープニング表記はないですが、
リンクの6番~7番くらいの開きのものが多く、
JACK H.CONCEPCIONさん自信もそんなに開きの大きい
マウスピースを使っているわけではないかもです。

M10の「悲しいね」では、中村哲さんの
アルトサックスソロを聴けます。
難しいことはせず、シンプルだけど音や歌い方で
聴かせるソロで、こういうソロには本当に憧れます。
ちなみに、中村哲さんは中島みゆきさんなどの
アルバムやライブなどのサポートをしたり
していたサックスプレイヤーです。

M11の「10 years」は美里の曲の中で
一番好きな曲だったりします。
このアルバム「ribbon」だけでなく、次のアルバムの
「Flower bed」でもラストの曲は大江千里さんの
作曲だったりするけど、この頃の大江千里さんはスゴイです。
美里が書いた歌詞と、ちょっと物悲しい感じもする
メロディが泣けます。


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2017年2月22日水曜日

No.0014 BONEY JAMES/BODY LANGUAGE【Sax:Boney James】

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M1 SS:BONEY JAMES
M2 TS:BONEY JAMES
M3 TS:BONEY JAMES
M4 SS:BONEY JAMES
M5 TS:BONEY JAMES
M6 SS:BONEY JAMES
M7 AS:BONEY JAMES
M8 SS/TS:BONEY JAMES
M9 TS:BONEY JAMES
全9曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

スムースジャズを代表するサックスプレイヤー、
ボニー・ジェームスの代表作がこの「BODY LANGUAGE」。
確か、19週連続でビルボードチャートで1位になってました。

彼の特徴は何といっても”甘い音”。
低音域ではサブトーンを多めに含み、
”甘い音”の中にときどきグロートーンを混ぜ、
彼独特の歌い方をしています。

彼の楽器は、セルマー(Selmer)のマーク6の
ゴールドプレート。マーク6のシルバープレートや
ゴールドプレートは、製造中にいい個体を選別して
プレートをかけていたという話もあり、
数が少ないです。

マウスピースはガーデラ(Guardala)のKingR&Bの
ゴールドプレート。もちろんハンドメイド。
(ちなみに、今はDrakeのBoney Jamesモデルに変更している)

リガチャーはウインスローで、リードは当時の雑誌の
インタビュー記事でヴァンドレーンのV16の3.5番と
ボニー本人が答えてるのを読んだことがあります。

ちなみに「BONEY JAMES」というのは本名ではなく、
彼の本名は、アルバムジャケットの作曲者欄に書いてあったりする
「JAMES OPPENHEIM」です。
ランディー・クリフォードの北米ツアーで、
物価の高さと日当の不釣合いさに音を上げ、
「痩せそうだ」と愚痴ったことから、
ボニー(痩せっぽっち)・ジェイムスとあだ名がついたらしいです。

また、彼はもともとボビー・コールドウェルのバックミュージシャン
をしていたことも有名ですね。


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2017年2月19日日曜日

No.0013 CARPENTERS/青春の輝き~ベスト・オブ・カーペンターズ【Sax:Bob Messenger, Tom Scott】

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M4 TS:BOB MESSENGER
M7 TS:BOB MESSENGER
M15 TS:BOB MESSENGER
M17 TS:BOB MESSENGER
M20 TS:TOM SCOTT
全22曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

カーペンターズは今更説明の必要もないでしょうが、
世界的に有名な兄妹デュオです。
22曲も収録されたベスト盤ですが、
みんなが聴いたことがあるであろう曲が
たくさん入っています。

やはりカレンの歌声がいいですね。
もちろん曲もいいですが。

このベスト盤に入っている22曲のうち、
サックスが入っているのは5曲。
そのほとんどをボブ・メッセンジャーが吹いています。

ボブ・メッセンジャーについては詳しくなかったので
ちょっと調べてみたところ、下記のブログに
ボブ・メッセンジャーについての説明がありました。

■私が聞いたポピュラーフルート その5 ボブ・メッセンジャー編
http://stone.tea-nifty.com/blog/2010/01/post-28ed.html
(ブログ主さんに了解を得て載せています)

この記事によると、
ボブ・メッセンジャーはカーペンターズのフルート奏者で、
カーペンターズのバックバンドにデビュー当時からずっと在籍し、
カーペンターズの曲の中で聴けるフルートは、
ほぼすべてボブ・メッセンジャーの演奏と思っていいそうです。
(少なくとも、ライブのフルートはすべてボブ・メッセンジャーらしい)

そんなボブ・メッセンジャーのサックスですが、
「Only Yesterday」(7曲目)の明るく伸びやかな音の
テナーソロが好きです。

ちなみに、「SING」(6曲目)はみんなが聴いたことがあるはずの
リコーダーのメロディから始まりますが、
そのリコーダーを吹いてるのはトム・スコットだということは
あまり知らないかもですね。
(「SING」はもともと「セサミ・ストリート」の挿入歌で、
 広く普及させたのはカーペンターズだったりします)

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2017年2月15日水曜日

No.0012 AL JARREAU/1965【Saxなし】

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サックスなし
全8曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

2月12日に、アル・ジャロウが76歳で亡くなりました。
先週の木曜日に、彼のHP、Twitterにて、
「入院し、今年のツアーを全てキャンセルすることになった」
とのコメントがあり、心配していましたが、
こんなにすぐに亡くなってしまうとはショックでした。

アル・ジャロウは、2011年の東京JAZZに生で聴いたことがあります。
JAZZ FOR JAPANという、東日本大震災の支援のため、
さまざまなジャズミュージシャンが集まって作ったアルバムの
参加メンバーによるライブが東京JAZZであり、
そのスペシャルゲストがアル・ジャロウでした。

アル・ジャロウのパフォーマンスは本当に驚異的で、
ただ”歌手”という言葉では収まりきらず、
”全身楽器”という方が合っている気がします。

このアルバムは、ピアノトリオをバックに録音され、
サックスは入っていません。
「My Favorite Things」「The Masquerade Is Over」
「One Note Samba」など、TVなどでもよく耳にする曲が
入っており、ジャズに詳しくない人でも聴きやすいアルバムです。

歌が上手いのはもちろんですが、
リズム感の良さにはただただ驚くばかりです。
こんな歌手はもう出てこないかもしれません。

アル・ジャロウのアルバムをたくさん持っているわけではないので、
このアルバムがアル・ジャロウの最高傑作とは言えませんが、
傑作の中の一つであることは断言できるくらい、
オススメのアルバムです。

R.I.P.


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2017年2月12日日曜日

No.0011 UMO JAZZ ORCHESTRA WITH MICHAEL BRECKER/LIVE IN HELSINKI 1995【Sax:MICHAEL BRECKER,MANUEL DUNKEL,他】

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M1-10 TS:MICHAEL BRECKER
UMO Saxs → AS:PENTTI LAHTI,MIKKO MAKINEN,
         TS:TEEMU SALMINEN,MANUEL DUNKEL,
         BS:PERTTI "Pepa" PAIVINEN
全10曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

マイケル・ブレッカーが亡くなってから
先月の13日でもう10年が経ちました。

そんな中、昨年(2016年)4月に発売されたのがこのライブ盤。
マイケル・ブレッカーの妻がランディ・ブレッカーに音源を
聴いて欲しいと頼み、ランディが驚いたらしいですが、
本当によくこんなすごい音源がずっと眠ってたものだと
思いました。

このライブ盤が録音されたのは1995年。
「Tales From the Hudson」を発売する前の年になりますが、
全盛期と言える時期だと思います。

UMO Jazz Orchestra のことは詳しく知らなかったですが、
1975年にフィンランドで設立されたビッグバンドで、
フィンランド国営放送、文化教育省、ヘルシンキ市が
共同運営してるそうです。
文化面を大事にしてるのがよくわかりますよね。

アルバム全体を通してマイケルの演奏はどれも素晴らしいの一言です。
マイケルのソロアルバムは正直あまりお気に入りのアルバムはなく、
クラウス・オガーマンやハル・ガルパーのアルバムに参加してる
マイケルの方が好きだったりしますが、
このアルバムはマイケルの入門用としても最適だと思います。

UMOの演奏も素晴らしく、
5曲目の「GINARE」でマイケルとテナーバトルをしている
マニュエル・ダンケルもスゴいです。
また、いくつかの曲で聴こえてくるトランペットソロも
かなり上手く、バンドのレベルの高さに驚かされます。

マイケルを生で観た(聴いた)のは、たしか4~5回くらい。
特に、東京JAZZをまだ調布の味の素スタジアムとかで
やってた時代に、コルトレーンのナイーマ(Naima)を
テナー1本だけで圧倒的な演奏を聴かせてた姿を
よく覚えています。
(ハービーとハーグローブと出しているマイルス&コルトレーン
 トリビュートアルバムの完全独奏のナイーマと同じ感じ)


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2017年2月11日土曜日

No.0010 宮本大路/THE MASTER【Sax:宮本大路】

M1 AS:宮本大路
M2 BS:宮本大路
M3-5 AS:宮本大路
M6-7 BS:宮本大路
M8 SS:宮本大路
M9 AS:宮本大路
M10-11 BS:宮本大路
全11曲
※ジャケットにはTSも吹いてると書いてありますが、
 はっきりTSの音が確認できる曲はないと思います。
オススメ度 ★★★(3/5)

16年10月に59歳という若さで、ガンで亡くなった
宮本大路さんのファーストアルバムです。

タイトルの「THE MASTER」が指しているのは、
赤坂Bbの故杉谷マスター。

杉谷マスターは、赤坂に移転する前は、
原宿で「キーノート」というライブハウスをやっていて、
キーノートへはよく行ってたのと、
自分の名前が少し珍しいこともあり、
電話でライブの予約をする際には
「ああ、あの〇〇さんね」
と覚えてくれてたりしました。

当時一番好きだったのは「バリトンサミット」で、
大路さん、小池修さん、つづらのあつしさんの
3本のバリトンを一度に聴けるというライブ。
確かバンマスはピアノの守屋順子さんだったと思うけど、
後年守屋さんに「またバリトンサミットやらないんですか?」
と聞いたりしたこともあります。

大路さんはそれ以外にも熱帯ジャズ楽団での活躍などが有名ですね。
熱帯のライブにも何度も行ったことがありますが、
大路さんのいない熱帯なんて・・・と思ってしまいます。

大路さんといえば、白いバリトンですが、
下記URLのように、ヤマハのYBS-41IIのようです。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/winds/sax/artists/dairo_miyamoto/
サックスカルテットで白いサックスで揃えたけど、
結局使わず、もったいないので使うことにしたという
記事をある雑誌で読んだことがあります。

このアルバムの参加メンバーは、
熱帯ジャズ楽団やPINK BONGOで一緒だったベースの高橋ゲタ夫さん、
同じくPINK BONGOで一緒だったギターの宮崎カポネ信義さん、
接点はわかりませんが、ドラムは元T-SQUAREの則竹裕之さん
という豪華な顔ぶれ。

杉谷マスターが亡くなる前からラウンジ風ジャズの
アルバムを作ろうと考えてたということで、
全体的に明るく楽しい大路さんというわけではないですが、
大路さんのサックスの上手さを存分に味わえるアルバムです。

もう大路さんのサックスを生で聴けないなんて
本当に残念です。。。

なお、CDジャケットに「supported by RICO reeds」と
書かれているので、リコのリードを使用しているようです。

このアルバムは「SEVEN STEPS」というレーベルから発売されていて、
Amazonでは売ってないようでしたが、赤坂Bbのホームページから
買うことが可能です。↓
http://bflat.biz/cd.php


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No.0009 SING LIKE TALKING/0[lav]【Sax:渕野繁雄,MICHAEL PAULO】

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M1 TS:渕野繁雄
M2 AS:MICHAEL PAULO
M9 AS:MICHAEL PAULO
M14 SS:MICHAEL PAULO
全14曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

高校に入ってすぐ、たまたま前の席になり、
仲良くなった女の子がSING LIKE TALKINGの大ファンで、
絶対聴いた方がいいと半ば無理やりCDを渡されたのが
「0[lav]」でした。

SING LIKE TALKINGは、佐藤竹善さん(主にVo)、
藤田千章さん(シンセ)、西村智彦さん(Gt)の
3名で構成されたバンド。
このアルバムでは、竹善さんと藤田さんで全曲
作詞作曲をしていますが、竹善さんの広い音域を
活かした洗練されたサウンドと、メンバー三人で
行っているコーラスのハーモニーの綺麗さ
などが魅力です。

個人的には、SING LIKE TALKINGといえば
「0[lav]」と「Humanity」というほど、
この2枚のアルバムの完成度は高く、
名曲がたくさん詰まっています。

このアルバムはL.A.と東京でレコーディングされていますが、
ほぼL.A.レコーディングという感じです。
特にMICHAEL PAULOのアルトサックスが素晴らしく、
M2のソロは特にオススメです。

MICHAEL PAULOはヤナギサワサックスのアーティストです。
http://www.yanagisawasax.co.jp/en/artists/view/125
ただ、このアルバムのブックレットの写真では、ヤナギサワの
サックスを使ってるかどうかははっきりしません。

ちなみに、渕野繁雄さんはこのアルバムのブックレットの
写真で、セルマーを使ってるのは確認できます。


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No.0008 BRANFORD MARSALIS/TRIO JEEPY【Sax:BRANFORD MARSALIS】

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DISC1
M1-10 TS:BRANFORD MARSALIS
全10曲
DISC2
M1  TS:BRANFORD MARSALIS
全1曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

前回の「No.0007 JOHN COLTRANE/LUSH LIFE」にて、
ピアノレストリオについて書いた際に挙げた
ブランフォード・マルサリスのピアノレストリオアルバム
がこの「TRIO JEEPY」です。

ドラムはブランフォードと仲が良く、
昔からずっと一緒にやってるジェフ・テイン・ワッツに、
ベースは超ベテランのミルト・ヒルトンという組み合わせ。

ブランフォードはソロの途中に難しいことをやりすぎる傾向が
あったりしますが、このアルバムではミルト・ヒルトンと
一緒にやっているせいか、ブルージーな曲が多いせいか、
とてもリラックスした演奏が聴けます。

全体的に雰囲気が大好きなアルバムです。

ブランフォードといえば、2000年前後にガーデラの
ブラックニッケルテナー(おそらくTS-500BN)に
ガーデラのブランフォードモデルのシルバープレートの
マウスピースを使ってたのが有名ですが、
若い時にはottolink(オットリンク)を使っていて、
このアルバムははっきりはわかりませんが、
オットリンクを使っていた時期ではないかと思います。
(調べてみて、もし間違ってたら訂正します)


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No.0007 JOHN COLTRANE/LUSH LIFE【Sax:JOHN COLTRANE】

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M1-5 TS:JOHN COLTRANE
全5曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

ジョン・コルトレーンといえば普通はまず「BLUE TRAIN」を
挙げる人がほとんどだと思いますが、個人的には
この「LUSH LIFE」が好きだったりします。

M1~M3は、テナーサックス、ベース、ドラムの
ピアノレストリオ。
ロリンズやブランフォードなど、
ピアノレストリオアルバムには名作が多く、
シンプルな構成の分、テナーサックスの良さを
より味わうことができるので、
ピアノレストリオ好きだったりします。
このアルバムも、M1~M3でコルトレーンの音、歌い方などを
よりじっくり楽しむことができます。
(M4~M5のレッド・ガーランド(RED GARLAND)のピアノも
 もちろんいいですが)

ジャケットの写真からわかるように、使ってるマウスピースは
オットリンク(Ottolink)ですね。リンクはあまり詳しくないので、
詳細まではわかりませんが。

夜、ワインでも飲みながら、いいオーディオで聴きたい
と思えるアルバムです。

特にM1の「LIKE SOMEONE IN LOVE」がオススメです。

ちなみに、ジョン・コルトレーンの生涯をざっくり知りたい場合は、
「絵でわかるジョン・コルトレーンの生涯(笹尾としかず著)」という本も
オススメだったりします。



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No.0006 谷村有美/Docile【Sax:小池修,本田雅人】

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M1 AS:小池修
M7 AS:本田雅人
全10曲
※ アルバムのブックレットには、M6に本田雅人さん、
  M8に小池修さんの名前が載っていますが、
  サックスは聴こえません。
オススメ度 ★★★★(4/5)

予備校時代に一番聴いてたのが谷村さんで、
当時は谷村さんのラジオなどもよく聴いていました。
そんな谷村さんのアルバムの中で一番お気に入りなのが
「Docile(ドシル)」です。

アルバム内の全曲の作詞作曲が谷村さんっていうことも
珍しくないのに、「Docile」は10曲中4曲のみが谷村さんの
作詞作曲で、残りの6曲は作詞を他の人に依頼してたり、
編曲も曲によって編曲者が違ってたりするせいか、
アルバム通しての曲のバランスがいいように思います。

特にオススメなのは、
1曲目の小池修さんのアルトサックスソロ。
ジャジーだけど難しくなりすぎず、
サックスでこんなに歌えたらいいなーと
心から思えるソロです。

7曲目の本田雅人さんのソロも、
跳躍多めで本田さんらしい格好いいソロを聴けます。

ちなみに、現在の谷村さんは、元日本マクドナルド社長、
元ベネッセコーポレーション社長、「プロ経営者」と
呼ばれた原田泳幸氏の妻だったりします。


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No.0005 Tower Of Power/Soul Vaccination:Tower of Power:Live【Sax:EMILIO CASTILLO、NORBERT STACHEL、STEPHEN "DOC" KUPKA】

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M1-M16  TS:EMILIO CASTILLO、NORBERT STACHEL、BS:STEPHEN "DOC" KUPKA
全16曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

ジャズ系の管楽器奏者に「ブラスが格好いいファンクバンドは?」
と聞いたらほとんどの人がTower Of Power(以下、T.O.P.)と答える
だろうと思うくらい世界的に有名なファンクバンドです。
昔、Mt.FujiジャズフェスにT.O.P.が出た際には、
他の出演ミュージシャンがみんな舞台袖から観てたという
話も聞いたことがあります。

デビューは1970年なので、T.O.P.のアルバムは数十枚出ていますが、
彼らのアルバムを最初に聴くならオススメなのがこのライブアルバム。

T.O.P.の特徴は、ガルバルディ(Dr)とロッコ(B)が作り出す
超強力なリズムの上に、Tp×2、Ts×2、Bs×1のこれまた超強力な
ホーン5本が合わさり、他のバンドには絶対に出せないサウンドを
作り出すところにあります。
しかも、このアルバムには伝説のTp、「火を吹く」Tpの
ジェシー・マグワイヤが参加していることもポイントです。

メンバーが強力なうえ、彼らの代表曲のほとんどをこの1枚で
聴くことができます。

ちなみに、毎年のように来日し、ブルーノート東京で公演を
行っていますが、つい先日、ガルバルディとサポートベーシストが、
T.O.P.のホームグラウンドのオークランドで電車にひかれる
という、ショッキングなニュースが入ってきました。
T.O.P.のFacebookページによると、幸い、ガルバルディは
数か所骨折はしているものの、復帰できそうとのことで
少し安心しました。
やっぱりドラムはガルバルディじゃないとT.O.P.じゃない
と思うし、彼の復帰を待ちたいと思います。

あと、私事ですが、Tower Of Power Official FunKlub In Japan
のメンバーでもあり、昨年T.O.P.メンバーとの交流会に参加した
こともあります。
その時にもらったホーン5人のサインと、ガルバルディ&ロッコの
サインを載せておきます。(ただの自慢ですみません(笑))



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No.0004 鈴木祥子/Hourglass【Sax:篠田昌已】

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M10 AS:篠田昌已
全10曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)

鈴木祥子さんのことを知ってる人は少ないかもしれませんが、
個人的には日本で一番才能のあるミュージシャンの一人だと思っています。

鈴木祥子さんはいろんなミュージシャンに曲を提供もしていて、
一番有名なのはおそらく小泉今日子さんに曲提供した「優しい雨」。

そんな鈴木祥子さんのアルバムの中で一番好きなのが
この「Hourglass」です。

全体を通して「物悲しい」という言葉が一番合う感じであり、
好き嫌いは別れるかもしれませんが、
鈴木祥子さんらしい綺麗なメロディ、澄んだピアノの音、
ときどきハッとするような歌詞など、
このアルバムの持つ独特な雰囲気が好きです。

もう25年以上も前のアルバムですが、
出会えてよかったと心から思えるアルバムです。

ちなみに、最後の10曲目だけ篠田昌已さんがサックスを
吹いています。篠田昌已さんのことはほとんど知りませんが、
ビブラートが多めですが、とても倍音が豊かで、
あまり他にはいないタイプの音色だと思います。
このサックスもオススメです。
(Wikiを見るとこのアルバムが出た翌年に亡くなられているようです)

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No.0003 平野公崇/クラシカ【Sax:平野公崇】

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M1-M6  AS:平野公崇
M7-M12 SS:平野公崇
全12曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

平野公崇氏は、東京藝術大学在学中に
「第7回日本管打楽器コンクール」で第1位になり、
その後、パリ国立高等音楽院に入学し、
在学中に「J=Mロンデックス国際コンクール」で
日本人サクソフォニスト初の国際コンクール優勝者
となった経歴の持ち主。

パリ国立高等音楽院では、「サクソフォン科」、「室内楽科」
に加え、「即興演奏科」も最優秀の成績で卒業しており、
その関係もあってジャズミュージシャンとの共演も多く、
前作(2枚目のアルバム)はクリヤ・マコト氏と一緒に
「ジュラシック(Jurassic)」という、
ジャズとクラシックを融合した新しい音楽という
コンセプトのアルバムをリリースしていたりもします。

それに対し、彼の3枚目のアルバムにあたる
この「クラシカ」は、タイトルからもわかるように、
クラシックだけ集中したアルバムとなっています。
曲目は以下の通り。

M1-M3 ヴィオラ・ソナタop.11-4(ヒンデミット/平野公崇編)
M4-M6 クラリネットまたはヴィオラのためのソナタ第2番op.120-2(ブラームス/平野公崇編)
M7-M12 ゴールドベルク変奏曲BWV988~第16変奏/第7変奏/第19変奏/第26変奏/第30変奏/アリア(バッハ/平野公崇編)

特に「ゴールドベルク変奏」の演奏が素晴らしく、
このアルバムを聴く前までは「ゴールドベルク変奏」
といえばグレン・グールドの演奏でしたが、
この平野公崇氏の演奏もそれに匹敵するくらい素晴らしい
と個人的には思います。
アルバムとしては★4つにしていますが、
「ゴールドベルク変奏」は★7つくらいな感じです。


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