2020年7月12日日曜日

No.0206 Hank Crawford/HANK CRAWFORD'S BACK【Sax:Hank Crawford】

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M01-M05 AS:Hank Crawford
全5曲
オススメ度 ★★★★(4/5)


雑誌「SAX WORLD」主催で『サンボーン・サマー・セッション』というのを昨日から開催しています。
そのリハーサル動画として、若手プロ奏者がデビッド・サンボーンに質問をするというリハーサル動画がいくつかYouTubeにUploadされていますが、その中に「僕のルーツ&バックグラウンド」というのがあり、ハンク・クロフォードの「FROM THE HEART」に強く影響を受けたということを話していました。

興味がある方は、
サンボーン・サマー・セッション 第1回リハーサル動画① 通訳/演奏あり 7/11開催!! 締め切り迫る! Session1 (7/11開催)「僕のルーツ&バックグラウンド」冒頭部分
という動画をYouTubeで検索してみてください。

これは、そんなハンク・クロフォードが43歳の時のアルバムで、個人的には「FROM THE HEART」よりも好きなアルバムです。
参加メンバーが半端ないです。

まず、アレンジはマンハッタン・ジャズ・クインテットでも有名なデビッド・マシューズ。
このアルバムは1976年録音で、ちょうど彼がCTIレコードのKUDUレーベルでアレンジを担当始めた年ですね。このアルバムジャケットのハンク・クロフォードの背中に「CTI」の文字が入っているのもそういう関係ですね。

参加ミュージシャンは、エリック・ゲイル(Gt)、リチャード・ティー(Key)、全曲ではないですが、アンソニー・ジャクソン(B)、スティーブ・ガッド(Dr)など。
また、ホーンはちょっと聴いただけで誰が吹いているかすぐわかるフレッド・ウェズリー(Tb)。
なんか、凄すぎです。

M05の「Midnight Over Memphis」のハンク・クロフォードのアルトの音色は、決して倍音が多めな音とは感じませんが、なぜか心に染み、泣けます。歌心に溢れているからなのかもですね。

M02の「I Can't Stop Loving You」のテーマも、味があっていいです。




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