M01-M06 TS:菊地成孔
全6曲
オススメ度 ★★★★(4/5)
このアルバムでは全曲成孔さんはテナーサックスを吹いているように、成孔さんのテナーサックを堪能できるいいバンドでしたが、残念ながら、2017年6月のモーション・ブルー・ヨコハマでのライブを最後に、無期限の活動休止状態に入っているようです。
特にM03の冒頭のサックスのソロ演奏などは昔のジャズに現在のエッセンスを融合したような、センスの良さをとても感じますし、ぜひ聴いてみて欲しいです。
ちなみに、先日5月22日に、慶応義塾大学にて、Seiko presents「拡張するジャズ#2 菊地成孔、菊地成孔を語る」というイベントがあり、参加してきました。
”菊地成孔が菊地成孔を語る”という、おそらく今までなかった内容のイベントで、1時間ちょっとのトークと、ソプラノ+ピアノのデュオによる演奏を数曲、という濃い内容でした。
最初は、残念ながら終了となってしまったラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」と、その書籍化の話から始まり、タトゥーを入れたことと、その影響で変わった環境のこと、整体と精神分析のこと、クロノス時間とカイロス時間とイーオン時間(発生時間)のこと、などなど、興味深い話ばかりでした。
また、生演奏はテナーサックスではなくソプラノサックスでしたが、成孔さんのソプラノを生で聴いたのは初めてだったと思うし、マイクを通さずに生とで聴け、とても貴重でした。
ついでに、トーク中にDCRPのライブ映像を流していただきましたが、テナーサックスで使っていたマウスピースは、Woodstone(石森管楽器)のハードラバーで、久しぶりにまた吹いてみたくなりました。(以前、一時期メインで使っていたことがありますが、手放してしまったので)