2019年10月27日日曜日

No.0170 松本英子/君の音【Sax:竹上良成】

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M02 AS:竹上良成
全9曲
オススメ度 ★★★(3/5)




1999年に福山雅治さん提供の「Squall」が約30万枚のヒットとなった松本英子さんの3枚目のアルバム。
デビューアルバムにももちろん「Squall」は収録されていましたが、このアルバムにはバックはピアノとストリングスのみというシンプルな構成での録音が収録されています。

このアルバムは全体的に「冬の寒さの中にある温もり」みたいな感じのイメージのアルバムですが、M01の槇原敬之さんの「今年の冬」がとてもいいです。
デュエットヴォーカルとしてマッキーの名前が載っているように、サビ部分でマッキーがハモってくれていて、それもいい感じです。

サックスは唯一M02にソロがあり、竹上良成さんのアルトソロを聴くことができます。

ちなみに、最近の松本英子さんの活動は知らなかったですが、今年デビュー20周年なんですね。



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2019年10月20日日曜日

No.0169 Soundtrack/BATMAN【Sax:Eric Reeds】

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M01-M09 SAXs:Eric Reeds(どこでどう使われてるか全部把握は不可)
全9曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)


昨日、映画「JOKER」を観に行く前に、やっぱり聴きたくなってこれを聴いていました。

今回の「JOKER」は、このサントラの「BATMAN」とテイストが全く異なり、映画内では重厚なチェロの音が印象的だったり、全体的に暗い感じなのに対し、このサントラは全曲Princeが手掛けていることもあり、”Party”そのものという感じです。

自分がちょうど中学生の頃にこの「BATMAN」の上映があり、初めて買ったPrinceのアルバムだったりもしますが、初めて聴いた時は正直かなりの衝撃でした。

それまでは小学生の頃からマイケル・ジャクソンが大好きな子供でしたが、それまでに聴いていた綺麗に整った曲とは違い、特にM09の「BATDANCE」などは何でもありだし、Princeの声域の広さに驚いたり、M03の「THE ARMS OF ORION」のメロディの綺麗さに驚いたり、とにかく一気にPrinceにはまり、今でも一番好きなミュージシャンだったりします。

サンプリングっぽく使われてたりもするので、どこでどのサックスを吹いてるかとかはわかりませんが、Princeのライブなどにも参加しているEric Reedsの名前が載っています。(ちなみに彼はテナーサックスがメイン)

ちなみに映画「JOKER」は、観終わった直後は期待したほどではなかったと思いましたが、最後の面談時のコメントや、終わる直前の追いかけられているような映像など、何かひっかかるというか、腑に落ちない点をいろいろと考えたり、アメリカのマニアのコメントなども調べてみたりすると、かなり奥が深い作品だなと思いました。




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2019年10月13日日曜日

No.0168 北村英治/SWINGIN' AGE PART1【Sax:なし】


サックスなし
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)



秋の夜長にはジャズクラリネットがよく合います。

近所で開催されていた古本市の近くを通る際に、何気なく中古CDのブースを覗いてみたら、たまたま見つけ、即購入したのがこのCD。廃盤になっていて、Amazonで検索しても出てこないですし。

北村英治さんといえば、日本のジャズクラリネット界の草分け的な存在で、今年でなんと90歳!
でもまだまだ現役で、銀座スィングで谷口英治さんとかとライブを行ってたりもしますね。

このアルバムは「北村英治 トリオ&クワルテット」と書いてあるように、全10曲のうち5曲はクラリネット、ピアノ、ベース、ドラムスのクワルテット、残りの5曲はクラリネット、ピアノ、ドラムスのベースレストリオという編成。

北村英治さん自身が「私達のトリオ」という題でベースレストリオについて解説を書いてらっしゃいますが、ベースがいない分、右足でベースドラムのペダルを一小節のなかで4回正確に踏んでビートを作り出さないといけなく、余程練習を積んでいないと不安手になるらしい。そのためドラムスの須永ひろしさんは毎日マラソンをすることにしたそう。
ベースレストリオといえば、メロディを吹くサックスやクラリネットが普段以上にベース音を意識しながらアドリブしないといけないということはよく聞きますが、ドラムスもこんなに大変なんだということがわかり、ちょっと面白かった。

ベニー・グッドマン大好きな北村英治さんらしく、収録されている曲はベニー・グッドマンの時代の古き良きジャズの名曲ばかりです。

あと、ちょっと気になったのが使用機材。
使用したマイクは楽器毎に下記のように違い、興味深かったです。

<使用機材:マイク>
クラリネット : ノイマンU-87i
ピアノ    : ショップスCMC-54UX2
ドラムス   : E.ボイスCS-15X2、RE-16
ベース    : ソニーECM-40

ちなみに録音日は1978年2月16日です。


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2019年10月6日日曜日

No.0167 DULFER/HYPERBEAT【Sax:Dulfer】

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M01-M07 TS:Dulfer
全5曲
オススメ度 ★★★(3/5)




ダルファー(DULFER)ことハンス・ダルファー(Hans Dulfer)はキャンディ・ダルファー(Candy Dulfer)の父親であることは今更説明するまでもないでしょうが、もともとは
 「キャンディはハンスの娘」
と言われていたはずだけど、今は完全に
 「ハンスはキャンディのお父さん」
というように、娘の方が有名になってしまいましたね。

先日キャンディのアルバムを聴きたくなりいくつか聴いているうちに、ハンスも聴きたくなって取り出してきたのがこのアルバム。ダルファーの代表曲である「MICKEY MOUTH」も入っています。

完全なダンスミュージックで、全曲踊れる感じですが、M05のオープニングはサム・テイラーか!?と思うほどムーディーなテナーを聴かせてくれたり、遊び心もあって楽しめます。

ダルファーが使っているマウスピースはオットーリンク(Otto Link)のかなり広いやつだというのが記憶にあり、彼のWebsiteを見てみると”GEAR”というページがあり、オットーリンクの10★番と書いてありました。そんな広いの売ってるのを見たこともないけれど(笑)

ジャケットの裏表紙の写真を見ると、リードの振動面積をできるだけ広く取りたいのか、リガチャーの位置はかなり奥側にしてるようですね。

ちなみに、ダルファーのWebsiteを見て、「年取ったなぁ」ということと、「白いサックス吹いてるんだ!」と思いましたが、その白いテナーは Selmer Super Action Series II ということで、宮本大路さんが吹いてた白いバリトンと同じく Series II みたいですね。”Dulfer often plays ・・・”と書いてあったので、ちょくちょく吹いてるみたいですね。




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