2020年11月29日日曜日

No.0226 David Liebman/LIEB PLAYS THE BLUES A LA TRANE【Sax:David Liebman】

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M01 SS:David Liebman
M02 TS:David Liebman
M03 TS:David Liebman
M04 SS:David Liebman
M05 TS:David Liebman
全5曲
オススメ度 ★★★(3/5)

 アルバムタイトル通り、デイブ・リーブマンがブルースばかりを演奏したアルバムです。
ピアノレストリオでの演奏なので、リーブマンのサックスをより堪能できます。

ベルギーの小さなクラブでの演奏で、アルバムジャケット内のリーブマンの言葉によると、
「少し天気がよくなかったので、何かいつもと違うのを演奏しないとと感じた」
そうで、それでコルトレーンが演奏したりしたブルースをやることにしたそうです。

確かにリーブマンが普通のブルースをやるのは珍しいと思うし、だからこそ自分もこのアルバムを購入したんですが、やっぱりリーブマンは何を演奏してもリーブマンです(笑)

M01はマイルス・デービスの「ALL BLUES」で、最初だけテーマっぽいことは吹いていますが、あとは終始怪しい感じで、ソプラノでリーブマン節全開という感じです。

M02、M03、M04はコルトレーンの曲を演奏していて、M02の「UP AGAINST THE WALL」は比較的わかりやすいブルースをテナーでやっていますが、やはり途中からリーブマン節強めになってます。

リーブマンを聴くときは、自分は「リーブマンを聴くぞ!」と気持ちを盛り上げてからでないと疲れてしまうんですが、そんなこともあって、ジャズ初心者にはオススメはあまりできませんので、あしからず。




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2020年11月23日月曜日

No.0225 Dexter Gordon/BALLADS【Sax:Dexter Gordon】

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M01-M08 TS:Dexter Gordon
全8曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

先日土曜日のCOSMO POPS STATIONで板谷由夏さんが「秋になるとボズ・スキャッグスを聴きたくなる」と言われて、わかる~と思いましたが、自分はボズ・スキャッグスよりデクスター・ゴードンを聴きたくなるかもです。それもバラードを。

このアルバムは、そんなデクスター・ゴードンのバラードを集めたもので、今の時期にピッタリです。

デクスター・ゴードンの、ストレートで男らしく、でも優しさに溢れた音色を堪能できます。

特にM04の「ERBIE'S TUNE」というデクスター・ゴードンの曲は、聴くたびに泣けます。。。

デクスター・ゴードンといえば、デュコフ・ハリウッドのマウスピースが有名だったりしますが、このアルバムジャケットに写っているマウスピースはデュコフ・ハリウッドっぽいですね。
ちなみに、デュコフ・ハリウッドはリンク系のマウスピースで、デュコフとは全然形状が違うので注意ください。



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2020年11月17日火曜日

No.0224 Kenny Garret/simply said【Sax:Kenny Garret】

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M01 AS:Kenny Garret
M02-M06 SS:Kenny Garret
M07-M10 AS:Kenny Garret
M11 SS:Kenny Garret
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5)

最近仕事でのストレスが多く、疲れ気味で、そんな時に聴きたくなって引っ張り出してきたのがこのアルバムです。

M01こそケニー・ギャレットっぽいアルトを聴くことができるファンキーな曲ですが、アルバム全体としてはしっとりとしたバラードが多く、特にM03のソプラノの音色などは、泣きたくなるほど心に染みてきます。
アルバムタイトルの通り、シンプルに歌っている曲が多く、ジャズにあまり馴染みがない人でもすんなりと聴けるのではないかと思います。

ケニー・ギャレットといえば、熱帯ジャズ楽団などで有名な近藤和彦さんと仲が良く、来日すると必ず一緒に飲みに行くと聞いたことがありますが、そんな近藤さんによると、普段ケニー・ギャレットが練習しているところを見た際、クラシックのエチュードを澄んだクラシカルな音で吹いていた、というのを聞いたことがあります。

ちなみに、ジャケットにはアルト、ソプラノだけでなく、ソプラニーノの記載もありますが、正直どこでソプラニーノを使っているかはわかりませんでした。。。




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2020年11月10日火曜日

No.0223 Courtney Pine/UNDERGROUND【Sax:Courtney Pine】

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M01 SS&TS: Courtney Pine
M02 TS: Courtney Pine
M03 SS: Courtney Pine
M04 TS: Courtney Pine
M05 SS: Courtney Pine
M06 TS: Courtney Pine
M07 SS: Courtney Pine
M08 TS: Courtney Pine
M09 SS: Courtney Pine
M10 SS: Courtney Pine
M11 SS: Courtney Pine
M12 TS: Courtney Pine
全12曲
オススメ度 ★★★★(4/5)



1997年に発売された、コートニー・パインの8枚目のリーダーアルバムです。

もともと自分は、世界一サックスのテクニックがすごいのはコートニー・パインと思っていますが、とにかく上手いし、格好いいです。
アルバム全体としては、4枚目の「Closer To Home」のようにレゲエが前面に出るというより、クラブミュージック色が強い作品です。

M02の「MODERN DAY JAZZ」は、エディ・ハリスにインスパイアされたと本人が言っている曲。
シンプルなメロディが格好いいジャズファンクの曲で、アルバム冒頭から引き込まれます。

M06の「THE BOOK OF…(THE DEAD)」は、一瞬アルトかと迷うほど倍音が多く、テナーの音色が素晴らしいです。
ちょっと怪しい曲調なのは、エジプトへの家族旅行にインスパイアされた曲だからみたいです(笑)

アリス・コルトレーンにインスパイアというM05の「INVISIBLE (HIGHER VIBE)」は、物がなしい感じがするバラードですが、哀愁のようなものまで感じさせるソプラノの音色が泣けます。

ちなみに、アルバムジャケットにはソプラノサックスしか映っていませんが、リガチャーはウインスローを使っているのがわかります。
マウスピースはよくわかりませんが、おそらくフレディ・グレゴリーのカスタム品ではないかと思われます。

なお、アルバム全体を通して、Drはジェフ・ティン・ワッツが参加しているのも注目です。




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2020年11月3日火曜日

No.0222 米光美保/From My Heart【Sax:勝田一樹】

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M02 AS:勝田一樹
M04 SS:勝田一樹
M05 SS:勝田一樹
M06 TS:勝田一樹
全12曲
オススメ度 ★★★(3/5)

米光美保さんは、第1期 東京パフォーマンスドールのフロントメンバーで、当時は篠原涼子さんや穴井夕子さんなどと活躍されていました。
自分はソロになってから知ったので、その頃のことはあまりよく知らないですが、このアルバムは、1994年9月に東京パフォーマンスドールを卒業後にソロになってから出した2枚目のアルバムです。

どういう経緯で米光美保さんのことを知ったのかは覚えてないですが、大学のころに特にM02の「あなただけ感じて」が好きでよく聴いていましたし、3枚目および4枚目のアルバムも持っていたりします。

米光美保さんの魅力は、なんといっても透明感があり、伸びやかな歌声ですね。ただきれいな声というだけでなく、力強さや艶っぽさもあり、とても魅力的な声だし、本当に歌が上手いです。
このアルバムの全12曲中9曲は角松敏生さんの作曲・編曲で、角松サウンドにとても良く合う声で、3枚目のアルバム「FOREVER」では角松敏生全面プロデュースだったことからわかるように、角松敏生さんも米光美保さんの声を気に入っていたんだろうと思います。

ちなみに、米光美保さんのことは、クリス松村さんも好きみたいで、ご自身のラジオで米光美保さんの曲をかけたりもしてますね。
(クリス松村さんは、谷村有美さんも好きみたいで、好みが合うみたいなので、「いい音楽あります。」(ラジオ日本)と「9の音粋」(bayfm)を聴いてたりします)

サックスは、DIMENSIONの勝田一樹さんが参加されていて、M02では勝田節炸裂!という感じで、バリバリのアルトソロを聴かせてくれています。

M04、M05ではソプラノを吹いていますが、JAFROSAXでテナーは聴けますが、勝田さんのソプラノはちょっと珍しい気もします。

M06はサックスソロなのにバッキングの音が大きくてちょっと残念な感じです。
せっかくのサックスソロなんだから、少しバランスを変えて欲しかった。。。
ちなみに、音が小さくて微妙ですが、たぶんテナーです。

あと、M07はアラジンの「ア・ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)」にそっくりで、ちょっとビックリします。




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