2020年5月31日日曜日

No.0200 Marcus Miller/FREE【Sax:David Sanborn,Tom Scott,Keith Anderson】

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M01 TS:Keith Anderson
M02 TS:Keith Anderson
M03 AS:David Sanborn
M04 TS:Tom Scott
M08 AS:Keith Anderson
M10 TS:Keith Anderson
M11 AS:David Sanborn
全11曲
オススメ度 ★★(2/5)


今年の東京JAZZが中止になったのに伴い、先週末に2日間に渡りYouTube上でライブ配信され、大いに盛り上がった「TOKYO JAZZ +plusLIVE STREAM」、そのトリの配信演奏はマーカス・ミラーのこのアルバムに入っている「BLAST」でした。
東京JAZZといえばハービー・ハンコックだから、てっきりトリはハービーかと思ってたけど。

その「BLAST」ですが、サビのメロディが少し中東っぽいと思ったら、マーカス・ミラー自身の説明によれば、トルコの音階とオールドスクール・ヒップホップのビートを組み合わせた曲だそうですね。

アルバム全体的にマーカス節を堪能できる作品になっていますが、お腹いっぱい感が少しあるのも否めないかなというのが個人的な感想です。

サックスはデビッド・サンボーン、トム・スコット、キース・アンダーソンの3名が参加しています。
サンボーンを知らない人はいないでしょうし、トム・スコットもL.A.エクスプレスなどで有名なプレイヤーなので知っている人が多いと思います。
残るキース・アンダーソンはパッと名前だけ聞いてわからない人もいるかもしれませんが、ロイ・ハーグローブ(Tp)と一緒にThe R.H. Factorをやっていた人です。検索すると、マーカスが結構気に入ってるみたいですね。

M03のアルバムタイトル曲「FREE」にはデビッド・サンボーンのソロがありますが、4:30くらいになってやっと登場します。じらしまくり。

M04ではトム・スコットが参加していて、ちょっとだけ意外でした。
このアルバムは2007年発売ですが、2002年にトム・スコットが発売した「New Found Freedom」と同じような音色をしているので、Jody Jazz DVのマウスピースを使っていた頃ではないかと思われます。
(そのあと、2011年の東日本大震災被災地復興支援CD「JAZZ FOR JAPAN ~東日本大震災被災者支援CD~」が発売になり、東京JAZZのために来日した頃からISHIMORI(石森管楽器)のTM-1に変えたはずです)
個人的には、ガーデラハンドメイドのStudioモデルのマウスピースを使っていた頃の音がやっぱり好きですが。

M11はTower Of Powerの「What is Hip?」をほぼサンボーンの1ホーンでやっていて、少しテナーサックスのパートをマーカスがバスクラとかでやってたりします。もともとTower Of Powerのコピーバンドやってたりもして、TOP大好きな自分としては、ロッコのベースと比べてこの「What is Hip?」のマーカスのベースがあまりつまらないのはナゼなんだ??とちょっと悩んでしまいましたが、よくわかりませんでした。
基本はロッコのベースをベースに演奏しているようには感じるんだけども、テンポや、ドラムがガルバルディじゃないことも影響してるのかも?

あと、M10でスティービー・ワンダーの「Higher Ground」をやってたりもします。




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2020年5月24日日曜日

No.0199 Richard Elliot/Soul Embrace【Sax:Richard Elliot】

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M01-M03 TS:Richard Elliot
M04 SS:Richard Elliot
M05-M15 :Richard Elliot
全15曲
オススメ度 ★★★★(4/5)




元Tower Of Powerのリードテナーサックス奏者(82~88年まで在籍)であるリチャード・エリオットの7枚目のソロアルバムです。

全体的にメロウな感じのアルバムですが、とても爽やかで、この頃なのイヤな雰囲気を吹きとばしてくれる感じでオススメです。

上昇グリッサンドを多用するのが気になる人が少しいるかもしれませんが、とにかく上手いですね。
(ちなみに、Tower of Powerの「Credit」のソロでの訳の分からないくらいスゴいフラジオ音域でのグリッサンドみたいのは使ってないです。逆にそれは聴きたいけど(笑))
M04だけソプラノを吹いていますが、それ以外は全てテナーを吹いています。

ただ、サックスだけでなく、キーボードやドラム、パーカッションまでレコーディングできるレベルでできるとは知らなかったので、ちょっとビックリしました。

M06の「Because I Love You」のようにカバー曲もありますが、15曲中10曲はリチャード・エリオットの曲で、作曲に関しても才能豊かなのがよくわかります。

ジャケットの写真を見ると、テナーはアジャストトーンのマウスピースを使っているようです。昔、Tom Scottも使ってていたやつですね。
テナーサックスの本体自体は、彼のトレードマークである、L.A.サックスのシマウマのような縞模様のサックスではなく、普通のラッカーのものを使っています。(メーカー等まではわかりませんでした)

ちなみに、M15に”Naoki Yanai”という人がベースで参加していますが、アメリカで活躍している日本人か日系人のミュージシャンでしょうか?
少し調べてみましたらよくわからなかったので、情報をお持ちの方は教えていただけると助かります。





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2020年5月17日日曜日

No.198 角松敏生PRODUCE/VOCALAND 2【Sax:KATUO,春名正治】

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M01 AS:KATUO
M02 AS:KATUO
M04 SS:春名正治
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)




山下達郎さんのラジオで、ラジオ日本で毎週日曜日に放送しているクリス松村さんの「いい音楽あります。」のことを知り、今年に入ったくらいから毎週radikoで聴いていますが、先日、角松敏生さんの曲が流れ、このアルバムを久しぶりに聴きたくなりました。

アルバムのコンセプト等に関しては、下記の画像を確認してもらった方が早いと思いますが、簡単にいうと「大人なシティポップ」という感じかなと思います。
全体的にベースがかなり強調されていて、ベース好きとしては気持ちいいです。

M04の春名正治さんは、彼のウェブサイトに「角松敏生や杏里などのツアーサポートとして長期に渡り活躍。」と書いてある通り、角松敏生さんとの付き合いが長いようです。

M01から強烈なアルトソロを聴かせてくれているKATUOは、おそらく宮崎勝央さんではないかと思いますが、確証はありません。

あと、M08には村田陽一さんのトロンボーンソロがあります。
ただ、さすがという感じのソロではないですが。。

参加しているヴォーカリストは下記の通りです。
このアルバムは1997年のものですが、今でも活躍されているヴォーカリストがどれだけいるのかはよくわかりません。
ただ、いい声だなと思ったM01、M09の吉沢梨絵さんは今でも女優としても活躍されているみたいですね。

M01 吉沢梨絵
M02 Vicky Vee
M03 伊藤恵子、楠木達士
M04 吉田朋代
M05 瀬久美子
M06 吉田朋代
M07 紫藤博子
M08 吉井弘美、村上圭寿
M09 吉沢梨絵、角松敏生
M10 Aki




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2020年5月10日日曜日

No.0197 カザルス/ブラームス:弦楽六重奏曲第1番【Sax:なし】

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SAXなし
全8曲
オススメ度 ★★★(3/5)




相変わらずリモートワーク中ですが、サックスが入った曲やヴォーカルが入った曲だと音楽に注意が言ってしまうことが多いので、クラシックの三重奏や六重奏くらいの編成の曲が一番合うなと思っています。

そんな中、最近一番リモートワーク中に聴いているのがこのアルバム。
ブラームスの小編成の曲、2曲を収録したもので、下記のような曲および演奏者となっています。

弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 作品18
ヴァイオリン:アイザック・スターン、アレクサンダー・シュナイダー
ヴィオラ  :ミルトン・トーマス、ミルトン・カティムス
チェロ   :パブロ・カザルス、マドレーヌ・フォレイ

ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 作品8
ピアノ   :デイム・マイラ・ヘス
ヴァイオリン:アイザック・スターン
チェロ   :パブロ・カザルス

「カザルス・エディション」というシリーズもののアルバムで、その15番目になります。
ブラームス好きなのと、どちらにもアイザック・スターンが参加していて、まず間違いはないだろうと思って購入しましたが、予想通り、上質の音楽を聴くことができ、オススメです。




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2020年5月3日日曜日

No.0196 JASON WEBER/IN TOO DEEP【Sax:Jason Weber】

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M01-M10 BS:Jason Weber
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)



ジェイソン・ウェイバーというサックス奏者が、YouTube上で「Jason Weber Sax Live Stream」と題して、毎日2時間ほども生配信してくれていて、生配信終了後もYouTubeで聴けるので、リモートワーク中のBGMにいつも聴いています。
とてもオススメです。

■Jason Weber Sax(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCSTp3lY7vNP6P4TkAlxxVwA

そんなジェイソン・ウェイバーのアルバムです。
ジェイソン・ウェイバーはマルチサックス奏者ですが、このアルバムは「THE BARITONE SESSIONS」と書いてある通り、バリトンサックスのみのアルバムです。買った後に気付いたんですが。。。(本当はテナーが聴きたかった)

M01の「CAN U FEEL ME NOW?」は冒頭の超高音のフラジオから度肝を抜かれます。
ただ、2日ほど前の生配信では、珍しくフラジオを外して、舌を出してましたが(笑)


ジェイソン・ウェイバーが使っているサックスのセッティングは彼のウェブサイトに載っていますが、本体は「Antigua Artist」、マウスピースは「Drake Artist」、リードは「D'Addario Artist」なので、下記のような感じです。

ちなみに私は、テナーサックスのマウスピースはジェイソン・ウェイバーと同じくDrakeのNY Jazzモデルの8番をメイン使っていますが吹きやすすぎるくらい吹きやすいし、音色も気に入っています。
彼の演奏を聴いてて、Antigua の Pro One のテナー&ソプラノも吹いてみたくなりました。
Antigua の Pro One は、あのピーター・ポンゾールが監修し、かなり細部に至るまでこだわって作り込んでいるようですね。

■Jason Weber Web Site
https://www.jasonweber.net/

<ソプラノ>
本体:Antigua Pro One
マウスピース:Drake Son of Slant 7
リード:D'Addario Woodwinds Select Jazz 3M Unfiled

<テナー>
本体:Antigua Pro One (& Antigua Model 25)
マウスピース:Drake NY Jazz 8
リード:D'Addario Woodwinds Select Jazz 3S & 3M Unfiled

<バリトン>
本体:Antigua Pro One
マウスピース:Drake Contemporary Rollover - .125 tip opening
リード:D'Addario Woodwinds Select Jazz 3H Unfiled






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