2020年8月30日日曜日

No.0213 CASOINO LIGHTS '99【Sax:Boney James,Kirk Whalum,Kenny Garrett,Mark Turner】

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[Disk1]
M02 TS:Mark Turner
M03 AS:Kenny Garrett
M04 TS:Kirk Whalum
M05 TS:Kirk Whalum
M06 TS:Kirk Whalum
M07 AS:Kenny Garrett,TS:Boney James,Kirk Whalum
[Disk2]
M01 TS:Boney James
M02 TS:Boney James
M06 TS:Boney James,Kirk Whalum
M07 TS:Boney James,Kirk Whalum
全14曲[Disk1:7曲、Disk2:7曲]
オススメ度 ★★★(3/5)

カジノ・ライツ '99は、99年7月に開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルにて、ワーナー・ジャズ・レーベル所属のアーティストで行われたライブです。

参加しているサックスプレイヤーは、ボニー・ジェイムス、カーク・ウェイラム、ケニー・ギャレット、マーク・ターナーと豪華。
さらに、ボブ・ジェームス、ジョージ・デューク、ラリー・カールトン、リック・ブラウン、フォープレイなどなど、超豪華!

NHK BSかどこかでこのライブの模様を放送しているのをたまたま観て、Disk1のM07の「Always There」のジャムセッションでのテナーソロでボニー・ジェイムスのことを知り&感動して、彼にはまりました。
今聴いても、このソロは格好いいです。
ちなみに、その曲でのカーク・ウェイラムは、ちょっと怪しげな独特な世界を作り出していて、それも聴き応えがありますし、カーク・ウェイラムが音を出し始めた瞬間に、その独特な世界にピッタリな音に切り替えたジョージ・デュークもさすがだなと感動します。

Disk2のM02では、のちに一緒にアルバムを出すボニー・ジェイムスとリック・ブラウンの2ホーンの曲も入っています。

なお、この頃のボニー・ジェイムスは、まだガーデラのKing R&Bのマウスピースを使っていた頃です。
また、ボニー・ジェイムスもカーク・ウェイラムもウインスローのリガチャーを使っていたりします。

あと、CDだけでなく、DVDも出ているので、そちらもオススメです。(もう廃盤なので、入手困難ですが)
私は英国のAmazonで安く入手できる頃に英国から取り寄せ、持っています。ヨーロッパ版なので映像のフォーマットがNTSC方式ではなくPAL方式ですが、パソコンでは普通に観れますし、ビクターとかであれば、PAL方式に対応した安いDVDプレイヤーも売ってたはずです。



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2020年8月23日日曜日

No.0212 渡辺美里/tokyo【Sax:山本拓夫,本田雅人】

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M02 TS:山本拓夫
M03 AS:本田雅人,TS:山本拓夫(AS,TSの担当はおそらく)
M05 TS:山本拓夫
M09 AS:本田雅人,TS:山本拓夫(AS,TSの担当はおそらく)
M11 AS:本田雅人,TS:山本拓夫(AS,TSの担当はおそらく)
全12曲
オススメ度 ★★★★(4/5)


大学で九州から関東へ出てきてから、渡辺美里の西武ドームライブが終わるまでは、毎年8月に西武球場へ美里のライブを聴きに行くのが恒例で、夏の恒例行事でした。
そんなこともあり、やはり8月頃になると美里を聴きたくなることが多かったりします。
(すみません、小学生のころから「美里」とか「みさっちゃん」と呼ぶのが普通だったので、あえて敬称略しています)

西武ドームライブで自分が夏を最も実感する曲はM02の「サマータイムブルース」です。
特に間奏での拓ちゃん(=山本拓夫さん)の少し哀愁のあるテナーサックスソロを聴くと、夏だなというのと、夏の終わりも少し感じたりします。
音数を減らした、シンプルなソロにした拓ちゃんはすごいなーと聴くたびに思います。でも、音域が高いし、ちゃんとコピーするには難しいけど。
ちなみに、美里のライブでは、いつからか、ステージの左右に拓ちゃんと竹野昌邦さんが分かれ、2テナーでユニゾンであのソロを吹いてくれたりもして、いつも感動していました。
あと、アルバムでは本田雅人さんがサックスではなくフルートで参加してたりもします。

M03の「恋するパンプス」では、間奏でホーンが大活躍しますが、中学か高校のころにファンクラブで入手したチケットで観に行っていたライブにて、荒木敏男さん(TS)、拓ちゃん(TS)、竹野昌邦さん(AS)でのカニ歩き(?)しながらのホーンアンサンブルが最高に格好よかったのをよく覚えています。
(ビデオ「Born」のどれかで観れるはず。久しぶりに観たくなった)

このアルバムでは、サックスは拓ちゃんと本田雅人さんが参加していますが、ライブでは本田雅人さんを観た記憶はほぼなく、拓ちゃんと竹野昌邦さんを必死に追いかけていました。

M05はこのアルバムの中で唯一の岡村ちゃん(岡村靖幸さん)の曲ですが、何も知らずに聴いても岡村ちゃんの曲だろうなとすぐにわかる感じがいいです。

ちなみに、M06では「horn:須山芳博、松田俊太郎、中島大之、藤田乙比古」とクレジットされていて、ソプラノサックスっぽい音も聴こえてたのでホーンセクションかと思ってそれぞれ何の楽器が専門か調べてみたら、みんなホルンでした。
「ホーン」ではなく「ホルン」だったようで、ソプラノサックスっぽいと思ったのはオーボエでした。(別にクレジットされていました)




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2020年8月17日月曜日

No.0211 熱帯JAZZ楽団/熱帯JAZZ楽団Ⅱ~September~【Sax:藤陵雅裕、近藤和彦、野々田万照、小池修、宮本大路】

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M01-M10 SS/AS:藤陵雅裕、近藤和彦、TS:野々田万照、小池修、BS/TS:宮本大路
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)

日本がTROPICALな気候になってきていて、最近の夏は本当に暑いですが、そんな暑さを吹き飛ばしてくれそうな“熱い”演奏を聴かせてくれるのがTROPICAL JAZZ BIGBAND=熱帯JAZZ楽団です。

このアルバムは熱帯JAZZ楽団の2枚目のアルバムですが、1枚目のライブ盤である「Live in Yokohama」の発売が1998年08月05日なのに対し、一か月ちょっと早い1998年06月24日に発売されていたんですね。
自分が最初に購入したのは「Live inYokohama」だったし、Wikiを見るまで知りませんでした。

このアルバムは冒頭(M01)から「MISSION IMPOSSIBLE」で派手に始まります。
格好いいアレンジはPfのSALTこと塩谷哲さん。
ただ、残念ながら「Live inYokohama」とは違い、全曲Pfは塩谷さんというわけではなく、森村献さんが参加している曲もあるようです。

M02には、ライブのアンコール等で毎回演奏される、アルトサックスの藤陵雅裕さんをフィーチャーしたお馴染みの「September」も入っています。

M03は「オバタラ」と聞けば、ファンならすぐにTbの中路英明さんを思い出すはずですね。
(中路さんは、1997年からオバタラというラテンジャズバンドをやっていています。ちなみに、メンバーチェンジに伴い2007年よりオバタラ・セグンド(=第二期オバタラ)に改名しています)

ここまで読んでいただいてわかる通り、熱帯JAZZ楽団のエッセンスが凝縮されたようなアルバムなので、熱帯JAZZ楽団初心者の方がライブに行く前に必ずチェックしておくべきアルバムだと思います。

ちなみに、M05にはこれもライブでは恒例の高橋ゲタ夫さんの歌声とのユニゾンのベースソロも入っています。
(ちゃんとゲタ夫さんの歌声も聴こえます)

また、M06にはEARTH WIND & FIRE(アース・ウインド・アンド・ファイヤー)の「GATAWAY」も収録されており、本当に盛沢山な内容になっています。

個人的には、M10のTpの佐々木史郎さんの曲もオススメです。

残念なのはどの曲のテナーが野々田万照さんと小池修さんのどちらかがわからないこと。

あと、大路さんのバリトンは最高に格好いいです。もう生で聴けないのがとても残念です。。。




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2020年8月9日日曜日

No.0210 Michael Brecker/Tales from the Hudson【Sax:Michael Brecker】

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M01-M09 TS:Michael Brecker
全9曲
オススメ度 ★★★(3/5)

先日、楽器屋さんの楽譜コーナーで「3年後、確実にジャズ・サックスが吹ける練習法」という教則本を見つけました。
ジャズサックス奏者の大山日出男さんがリットーミュージックから2020年2月18日に発売していたようですね。

Lesson1として、”ジャズの名盤を紐解いてみよう”となっており、アルトとテナーそれぞれ10枚の名盤アルバムの紹介があり、「1950年代には既にデビューしていた名手に限定しました。」となっていましたが、テナーはマイケル・ブレッカーだけは例外としてあえて追加されており、この「Tales from the Hudson」が紹介されていました。

このアルバムは、マイケル・ブレッカーの4枚目のリーダーアルバムで、「純アコーステックなアルバムにしよう」というコンセプトで作られたそうです。
そんなわけで、マイケル・ブレッカーはリリコンとかは使用せず、テナーサックス1本で参加しています。

また、気心を知った親しい仲間と作るというコンセプトもあり、下記のようなミュージシャンが参加しています。

パット・メセニー(p)
ジョーイ・カルデラッツォ(p)
デイブ・ホランド(b)
ジャック・ディジョネット(dr)


また、M03、M05のみマッコイ・タイナー(p)ドン・アライアス(per)が参加してたりもします。

個人的にはマイケル・ブレッカーだと他のアルバムが好みで、このアルバムはそんなに好きではなかったりします。
なぜかというと、マイケル・ブレッカーのアルバムというよりは、パット・メセニーのアルバムのように感じるから。
(メセニー好きにはいいアルバムなんでしょうが。。。)

実際、ほぼすべての曲に、テーマもマイケル・ブレッカーのテナーにユニゾンとかでパット・メセニーのギターが絡んでいたりします。

比較的じっくりテナーを聴くことができるのはM07くらいかな。
ミディアムテンポのM07のマイケル・ブレッカーのテナーの音色がとても色っぽく、かなりいいです。




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2020年8月3日月曜日

No.0209 Eric Alexander/the second milestone【Sax:Eric Alexander】

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M01-M08 TS:Eric Alexander
全8曲
オススメ度 ★★★★(4/5)
赤坂B♭でのライブ等で日本から人気に火が付いたと言われているエリック・アレキサンダー。
実際に自分も赤坂B♭でエリック・アレキサンダーのライブを聴いたことがあります。

このアルバムは2001年に発売になったアルバムで、自分が最初に買ったエリック・アレキサンダーのアルバムでもあります。
基本はワンホーンですが、M04、M06、M08ではトランペットとの2管になっています。

エリック・アレキサンダーのテナーサックスは、気持ちいいくらいまっすぐで、爽快なイメージなので、個人的には夏に合うと思います。
アルバム全曲、テナーサックスのみ吹いていますが、テナー以外を吹くことはあるんだろうか。。。?

ある雑誌でのインタビュー記事で、いろいろなマウスピースを試してみたりはするけれど、結局いつも古いリンクに戻ってしまうと話していた通り、リンク吹きのイメージしかないですね。
余談ですが、数年前にマーマデュークでエリック・アレキサンダーが気に入ったラバーのマウスピースというのを売ってたことがあります。
おそらく、試奏してみて気に入り、しばらく借りて吹いてみたけど、結局いつものリンクに戻ったんでしょうね。

ちなみにライナーノーツを読んで知りましたが、エリック・アレキサンダーは大学時代にジョー・ロバーノに師事していたことがあるんですね。
知らなかったのでちょっとビックリしました。




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