2019年12月29日日曜日

No.0179 John Coltrane/Ballads【Sax:John Coltrane】

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M01-M08 TS:John Coltrane
全8曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)


今年最後はベタなチョイスと言われようが構いません、ってことで、超名盤のジョン・コルトレーンの「Ballads」。1962年のアルバムなので、

ジャズを聴いたことがない人向けの入門用としてまず最初に挙げられるくらい、説明など不要なくらい有名すぎるアルバムですね。

ちなみにタイトルの通り全曲バラードで、たたみかけるような音数の「シーツ・オブ・サウンド」とは真逆に位置する演奏で、ジャズを聴いたことがない人、特にクラシック好きの人などでもすんなり入れるアルバムだと思います。

有名なエピソードとして、「マウスピースの調子が悪くて、速いフレーズを弾けなかったからバラードアルバムを作った」というのがありますが、Wikiなどを見ると違っていたという情報もありますね。

バックメンバーもみんな素晴らしいですが、特にマッコイ・タイナーのピアノがいいです。

あと、M08の「Nancy」のコルトレーンのテナーは泣けます。。




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2019年12月22日日曜日

No.0178 遊佐未森/空耳の丘【Sax:なし】

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M01-M12 SAXなし
全12曲
オススメ度 ★★★(3/5)



ニューヨークへ行く飛行機の中で驚いたことがありました。
それは、飛行機の中で遊佐未森さんの曲を聴けたこと。
失礼ながら、知名度が高いとは言えないと思いますし、見つけた時はすごく嬉しくなってしまいました。

ニューヨークへの行き帰りは ANA を利用しましたが、飛行機の中でどんな曲が聴けるのかなーといろいろと眺めていると、寺脇康文さんがパーソナリティを務める「Music Travel」という番組があり、その中に遊佐未森さんの「地図をください」が入っているのを発見!!

最初に遊佐未森さんのことを知ったきっかけはよく覚えていないけど、中高生くらいの頃にはまっていました。たしか、一番最初に買ったアルバムは、No.0022で紹介した「HOPE」だったはずです。

ただ、このアルバムのM07に収録されている「地図をください」は、カップヌードルのCMに起用されたこともあり、遊佐未森さんの曲の中で一番有名かもです。

何はともあれ、遊佐未森さんの歌声を飛行機の中で聴けて、とても嬉しかったです。

ちなみに、このアルバムの中では、M06の「川」が一番好きです。




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2019年12月15日日曜日

No.0177 Nikki Yanofsky/Little Secret【Sax:Francois D'amours,Patrick Vetter,Aaron Leibowitz,Richard Beaudet】

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M01-M13 AS:Francois D'amours,TS:Patrick Vetter and/or Aaron Leibowitz,BS:Richard Beaudet or Aaron Leibowitz
全13曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)


クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子であり、2010年2月にカナダで開催されたバンクーバーオリンピック(冬季オリンピック)の開会式で、母国の国歌”オー・カナダ”を披露し、注目を集めたニッキー・ヤノフスキー。

このアルバムは、そんな彼女の2ndアルバム。
1曲目から、なんと「ソウル・ボサ・ノヴァ」と「ウォーターメロンマン」をサンプリングしている、踊らずにはいられないようなファンキーな曲で、バックはジャズのビッグバンド編成のような感じにもかかわらず、彼女の声はパンチがあり、全然埋もれず、のびやかな歌声を聴かせてくれます。

とにかく楽しい!上手い!!

このアルバムは2014年発売ですが、彼女は1994年生まれなので、録音時は若干20歳(もしくは19歳)!
歌に安定感があり、全然そんな感じがしないのがスゴいです。

ちなみに、そんな彼女が、12月22日(日)-12月25日(水)まで、ブルーノート東京でクリスマスイベントをやるいうことでかなり気になってたりします。

12月22日(日)~12月24日(火)のグラス・シャンパン&クリスマス・ディナーコース付き(19,979円)はちょっと高すぎるので、行くとしてもミュージック・チャージのみの12月25日(水)って思ったけど、考えることはみんな同じようで、12月25日(水)だけもう予約が埋まってる。
キャンセル出ないかなぁ。。。
(もう1日、ミュージック・チャージのみの日を作ってくれるといいのに)




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2019年12月8日日曜日

No.0176 Dave Liebman/BACK ON THE CORNER【Sax:Dave Liebman】

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M01 TS:Dave Liebman
M02 SS:Dave Liebman
M04 SS:Dave Liebman
M07 TS:Dave Liebman
M09 SS:Dave Liebman
M11 SS:Dave Liebman
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5)


10月29日(火)のビルボード東京でのボニー・ジェイムスのライブ以降、ボニー・ジェイムスのソプラノサックスのセッティングが気になっていましたが、THE SAX vol.98 にてそれが解消し、すっきりしました。
→詳細はこのブログを見てください。:Drake Liebmanモデル ソプラノマウスピース

ボニー・ジェイムスが使っていたDrakeのソプラノマウスピースはLiebmanモデルだったわけですが、その影響でデイブ・リーブマンを聴きたくなってしまい、このアルバムを聴いてたりします。

このアルバムは2006年に録音、2017年に発売されたもので、アンソニー・ジャクソン、マイク・スターンなど豪華ミュージシャンが参加しています。まぁ、リーブマンのアルバムなので当然といえば当然ですが。

全体的に、ファンキーだけど、リーブマンらしく、ちょっと怪しげな雰囲気が漂う感じの曲が多いです。アルバムジャケットの写真の雰囲気と合っているかもですね。

一番上の、曲とその曲で吹いているサックスのリストを見て、サックスを吹いていない曲が結構あると思われたかもですが、下記のようにそれぞれの楽器のソロのinterlude(間奏曲)があります。

M03 Bass interlude
M06 Drum interlude
M10 Electric guitar interlude

アルバムジャケットには、デイブ・リーブマンが使っている楽器とリードは
Keilwirth saxophones, Alexander Superial Reeds
と書かれてあります。

マウスピースに関してはわかりませんが、アルバムジャケットに写っているソプラノサックスを見ると、リガチャーはフランソワルイを使っていますね。





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2019年12月1日日曜日

No.0175 BABYFACE/MTV UNPLUGGED NYC 1997【Sax:Reggie Griffin】

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M03 AS:Reggie Griffin
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5)




今、ニューヨークにいます。
入社20年目で、2週間の休みがもらえるので、いい機会なので、旅行の行き先はずっと行ってみたかったニューヨークにしました。

ニューヨークと言えば、映画『ダイハード』のエンディングで必ず流れる「New York, New York」、ビリー・ジョエルの「New York state of mind」、ジェイZ & アリシア・キーズ(Jay Z & Alicia Keys)の「Empire State of Mind」などが思い浮かぶと思いますが、残念ながらそれらが入ったCDを持ってないので、このベビーフェイスのMTVアンプラグドにしました。

MTVアンプラグドといえば、エリック・クラプトンやマライヤ・キャリーのライブが特に有名ですが、このベビーフェイスも下記のようにゲストが超豪華です。

●Eric Clapton
●K-Ci&Jo Jo
●Stivie Wonder

特にスティービー・ワンダーとのデュエットで披露したM10の「GONE TO SOON」は泣けます。
この曲は、マイケル・ジャクソンの「Dangerous」に入っている曲で、昔から好きな曲です。
ベビーフェイスはとても素直に、スティービー・ワンダーは彼独特の歌い方で歌っており、他では聴けない組み合わせなので、ぜひ聴いてみて欲しいです。

なお、サックスはReggie Griffinという人が吹いていますが、クレジットを見ると、
Guitar, Keyboards, Sax
となっているので、サックスが専門のプレイヤーというわけではないようです。
そのせいか、サックスがガンガン目立つというよりも、M03もオープニングのみさらっと流れる感じだったりします。
アルバムジャケットにはソプラノサックスを吹いている写真も載っていますが、どの曲で吹いているのかわかりませんでした。





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2019年11月24日日曜日

No.0174 Gerald Albright/GIVING MYSELF TO YOU【Sax:Gerald Albright】

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M01-02 AS:Gerald Albright
M03 AS/TS:Gerald Albright
M04 SS/AS/TS:Gerald Albright
M05 AS:Gerald Albright
M06 AS/TS:Gerald Albright
M07-09 AS:Gerald Albright
M10 AS/TS:Gerald Albright
M11 AS:Gerald Albright
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5)


先日、知り合いのサックスのプロの人が
「やっぱジェラルドアルブライト最強やわ」
ってジェラルド・アルブライトのソロをコピーした動画と共にツイートしてました。

ジェラルド・アルブライトのアルバムを改めて聴きなおすと、ジャズ系、スムースジャズ系、ファンク系など、なんでも上手いんですよね。
確かに最強かも。

このアルバムは、1995年にAltanticから6枚目のアルバムとして発売されたものです。
全体的にゆったりとしたジャズが中心ですが、前半はサンバなどの曲も入っています。

アルトだけでなく、ソプラノやテナーも吹いてはいますが、中心となるのはやはりアルトで、アルブライトのアルトを十分に堪能できます。

曲によっては、ジョー・サンプル、ジョージ・デューク、スタンリー・クラーク、ハービー・メイソンなど、そうそうたるメンバーも参加しています。

ちなみに、この頃はまだ昔のトレードマークだった、セルマーの白いアルトを吹いてたことがアルバムジャケットからも確認できます。





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2019年11月17日日曜日

No.0173 Bonnie Pink/Every Single Day - COMPLETE BONNIE PINK(1995-2006)【Sax:近藤和彦、Sven Andersson、他】+ライブレポート

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<Disk1>
M04 BS(たぶん):Sven Andersson
M06 TS(たぶん):Sven Andersson
M10 Horn:Lindgard Brothers,Sven Andersson
M11 Horn:Lindgard Brothers
<Disk2>
M11 Saxs:近藤和彦グループ
全28曲(Disk1:13曲、Disk2:15曲)
オススメ度 ★★★★(4/5)



昨日11月16日(土)にビルボード東京にて開催されたボニー・ピンクのライブの1stセットへ行ってきました。昨年12月8日のビルボード東京でのライブからほぼ一年ぶりでした。

予約時の電話を頑張り、整理券番号21番だったのに、会場に入ってみるとほぼ席が埋まっている状態。今回はファンクラブの先行予約がかなり入っているとのことで、今までビルボード東京に行った中で、一番後ろの方の席でした。

今回のライブは、ファンからライブでやって欲しい曲を募集し、その集計結果により曲を決めたとのことで、下記のようにボニー・ピンクを代表する曲ばかりで、個人的には「Thinking of you」と「Evil And Flowers」を聴けて嬉しかったですし、ボニー・ピンクの声もよく出ていて、とてもいいライブでした。

01曲目:Do you crash?
02曲目:Gimme A Beat
03曲目:Thinking of you
04曲目:日々草
05曲目:Joy
06曲目:フューシャ フューシャ フューシャ
07曲目:Present
08曲目:Animal Rendezvous
09曲目:Heaven's Kitchen
10曲目:Evil And Flowers
11曲目:Tonight, the night
12曲目:Last Kiss
アンコール:流れ星

このアルバムはそんなボニー・ピンクの1995年~2006年のベスト盤です。
10年以上前までのベスト盤ではありますが、昨日のライブで演奏してくれた曲のうち6曲が収録されています。

ボニー・ピンクの楽曲には残念ながらホーンが入っているものが少ないですが、いくつか(特に初期の頃の曲)サックスが聴こえる曲があります。

<Disk1>のM10に関しては、アルバム「Heaven's Kitchen」のアルバムジャケットに Lindgard Brothers、Sven Anderssonの記載があり、Lindgard Brothersは調べてもよくわかりませんでしたが、Sven Anderssonはサックス、フルート等を演奏するようでした。
実際、M04、M06にもSven Anderssonの名前がありますが、おそらくバリトン、テナーと思われる音が聴こえます。
(このアルバムのDisk1のM02にもSven Anderssonの名前がありますが、もともとその曲が入っているアルバム「Evil And Flowers」のジャケットには載っていないので、サックスは入っていないはずです)

<Disk2>M11は映画『嫌われ松子の一生』のテーマ・ソングです。ホーンの参加メンバーは不明ですが、村田陽一さんが編曲を行っていることから、おそらくソリッドブラスかと思ったら、近藤和彦グループとなっていました。おそらく山本拓夫さんや竹野昌邦さんとかも参加してるんだろうと思うけど、実際に誰が参加していたのか気になります。
ちなみに、トロンボーンは村田陽一グループ、トランペットは西村浩二グループとなっていました。豪華すぎ!

ちなみに、ボニー・ピンクの楽曲では個人的にはベースラインが結構好きだったりします。
(ライブでは、バンマスでもある鈴木正人さんのベースに目および耳が行くことが多かったです)

あと、来年でボニー・ピンクは25周年だそうです!




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2019年11月10日日曜日

No.0172 塩谷哲/SALT III【Sax:小池修、山本拓夫、山本一、Bob Zang】

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M01 AS:小池修、TS:山本一
M02 AS&TS:Bob Zang、BS:山本拓夫
M03 AS:小池修、TS:山本一
M04 AS:小池修、TS:山本一
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5


東京藝術大学在学中より、10年に渡りオルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして活動し、有名になった塩谷哲さん。佐藤竹善さんと”SALT & SUGAR”やる前までは、貴公子みたいな感じの印象だったのに、竹善さんに正体をバラされてからはキャラが迷走している感は否めないかも。。。w

そんな塩谷哲さんの3枚目のソロアルバムです。
上に書いてある参加しているサックス奏者の名前を見てもわかる通り、参加メンバーはかなり豪華です。M06では、オルケスタ・デ・ラ・ルスのBrass Section全員が参加していたりもします。

サックス参加曲が前半に偏っていることからもわかる通り、前半はホーンが入ったノリのいい曲、後半はピアノをじっくり聴かせる感じの曲が多い印象です。

M02は露崎春女さんのヴォーカルをフィーチャー(ただし、歌詞はないですが))したファンキーな曲で、グルーブ感が素晴らしいです。朝出かける前にこの曲を聴くと元気になれます。
昔からライブで塩谷さんのソロを何度も聴いてきましたが、日本のピアニストであんなグルーブ感出せる人はそうそういないんじゃないかと個人的に思います。

M11のピアノソロもいいですが、M08のPerの大儀見元さんとのデュオ曲がとても綺麗で、胸に沁みます。




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2019年11月3日日曜日

No.0171 オルケスタ・デル・ソル/BRAVO!!【Sax:近藤和彦、竹野昌邦】

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M01-M10 AS:近藤和彦、TS:竹野昌邦
(M07のみSSのソロあり。おそらく近藤和彦さん)
全10曲
オススメ度 ★★★★(4/5)


オルケスタ・デル・ソルは、1978年にペッカーさん(Per)、森村献さん(Key)らを中心に結成された日本初のサルサバンド。
あのオルケスタ・デ・ラ・ルスらにも大きな影響を与えたりしています。

オルケスタ・デル・ソルがオルケスタ・デ・ラ・ルスと違うのはメンバーにサックスが入っていること。(デラ・ルスも曲によってゲストでサックスが入ることはありますが)
これは自分にとってはかなり大きなポイントだったりします。

このアルバムはそんなオルケスタ・デル・ソルの1998年のアルバム。

M03では、Joe Cubaの名曲「El Pito (I'll Never Go Back to Georgia)」が入っています。

M06では、アルトとテナーのソロがあり、短いながらもかなり聴き応えがあります。

M07では、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「No Woman, No Cry」のラテンヴァージョンを聴くことができます。

昔はよく原宿のクロコダイルでライブをやっていて、何度か聴きに行ったこともありますが、最近もやってるのかな?
久しぶりにライブに行ってみたくなりました。





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2019年10月27日日曜日

No.0170 松本英子/君の音【Sax:竹上良成】

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M02 AS:竹上良成
全9曲
オススメ度 ★★★(3/5)




1999年に福山雅治さん提供の「Squall」が約30万枚のヒットとなった松本英子さんの3枚目のアルバム。
デビューアルバムにももちろん「Squall」は収録されていましたが、このアルバムにはバックはピアノとストリングスのみというシンプルな構成での録音が収録されています。

このアルバムは全体的に「冬の寒さの中にある温もり」みたいな感じのイメージのアルバムですが、M01の槇原敬之さんの「今年の冬」がとてもいいです。
デュエットヴォーカルとしてマッキーの名前が載っているように、サビ部分でマッキーがハモってくれていて、それもいい感じです。

サックスは唯一M02にソロがあり、竹上良成さんのアルトソロを聴くことができます。

ちなみに、最近の松本英子さんの活動は知らなかったですが、今年デビュー20周年なんですね。



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2019年10月20日日曜日

No.0169 Soundtrack/BATMAN【Sax:Eric Reeds】

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M01-M09 SAXs:Eric Reeds(どこでどう使われてるか全部把握は不可)
全9曲
オススメ度 ★★★★★(5/5)


昨日、映画「JOKER」を観に行く前に、やっぱり聴きたくなってこれを聴いていました。

今回の「JOKER」は、このサントラの「BATMAN」とテイストが全く異なり、映画内では重厚なチェロの音が印象的だったり、全体的に暗い感じなのに対し、このサントラは全曲Princeが手掛けていることもあり、”Party”そのものという感じです。

自分がちょうど中学生の頃にこの「BATMAN」の上映があり、初めて買ったPrinceのアルバムだったりもしますが、初めて聴いた時は正直かなりの衝撃でした。

それまでは小学生の頃からマイケル・ジャクソンが大好きな子供でしたが、それまでに聴いていた綺麗に整った曲とは違い、特にM09の「BATDANCE」などは何でもありだし、Princeの声域の広さに驚いたり、M03の「THE ARMS OF ORION」のメロディの綺麗さに驚いたり、とにかく一気にPrinceにはまり、今でも一番好きなミュージシャンだったりします。

サンプリングっぽく使われてたりもするので、どこでどのサックスを吹いてるかとかはわかりませんが、Princeのライブなどにも参加しているEric Reedsの名前が載っています。(ちなみに彼はテナーサックスがメイン)

ちなみに映画「JOKER」は、観終わった直後は期待したほどではなかったと思いましたが、最後の面談時のコメントや、終わる直前の追いかけられているような映像など、何かひっかかるというか、腑に落ちない点をいろいろと考えたり、アメリカのマニアのコメントなども調べてみたりすると、かなり奥が深い作品だなと思いました。




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2019年10月13日日曜日

No.0168 北村英治/SWINGIN' AGE PART1【Sax:なし】


サックスなし
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)



秋の夜長にはジャズクラリネットがよく合います。

近所で開催されていた古本市の近くを通る際に、何気なく中古CDのブースを覗いてみたら、たまたま見つけ、即購入したのがこのCD。廃盤になっていて、Amazonで検索しても出てこないですし。

北村英治さんといえば、日本のジャズクラリネット界の草分け的な存在で、今年でなんと90歳!
でもまだまだ現役で、銀座スィングで谷口英治さんとかとライブを行ってたりもしますね。

このアルバムは「北村英治 トリオ&クワルテット」と書いてあるように、全10曲のうち5曲はクラリネット、ピアノ、ベース、ドラムスのクワルテット、残りの5曲はクラリネット、ピアノ、ドラムスのベースレストリオという編成。

北村英治さん自身が「私達のトリオ」という題でベースレストリオについて解説を書いてらっしゃいますが、ベースがいない分、右足でベースドラムのペダルを一小節のなかで4回正確に踏んでビートを作り出さないといけなく、余程練習を積んでいないと不安手になるらしい。そのためドラムスの須永ひろしさんは毎日マラソンをすることにしたそう。
ベースレストリオといえば、メロディを吹くサックスやクラリネットが普段以上にベース音を意識しながらアドリブしないといけないということはよく聞きますが、ドラムスもこんなに大変なんだということがわかり、ちょっと面白かった。

ベニー・グッドマン大好きな北村英治さんらしく、収録されている曲はベニー・グッドマンの時代の古き良きジャズの名曲ばかりです。

あと、ちょっと気になったのが使用機材。
使用したマイクは楽器毎に下記のように違い、興味深かったです。

<使用機材:マイク>
クラリネット : ノイマンU-87i
ピアノ    : ショップスCMC-54UX2
ドラムス   : E.ボイスCS-15X2、RE-16
ベース    : ソニーECM-40

ちなみに録音日は1978年2月16日です。


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