2020年8月17日月曜日

No.0211 熱帯JAZZ楽団/熱帯JAZZ楽団Ⅱ~September~【Sax:藤陵雅裕、近藤和彦、野々田万照、小池修、宮本大路】

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M01-M10 SS/AS:藤陵雅裕、近藤和彦、TS:野々田万照、小池修、BS/TS:宮本大路
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)

日本がTROPICALな気候になってきていて、最近の夏は本当に暑いですが、そんな暑さを吹き飛ばしてくれそうな“熱い”演奏を聴かせてくれるのがTROPICAL JAZZ BIGBAND=熱帯JAZZ楽団です。

このアルバムは熱帯JAZZ楽団の2枚目のアルバムですが、1枚目のライブ盤である「Live in Yokohama」の発売が1998年08月05日なのに対し、一か月ちょっと早い1998年06月24日に発売されていたんですね。
自分が最初に購入したのは「Live inYokohama」だったし、Wikiを見るまで知りませんでした。

このアルバムは冒頭(M01)から「MISSION IMPOSSIBLE」で派手に始まります。
格好いいアレンジはPfのSALTこと塩谷哲さん。
ただ、残念ながら「Live inYokohama」とは違い、全曲Pfは塩谷さんというわけではなく、森村献さんが参加している曲もあるようです。

M02には、ライブのアンコール等で毎回演奏される、アルトサックスの藤陵雅裕さんをフィーチャーしたお馴染みの「September」も入っています。

M03は「オバタラ」と聞けば、ファンならすぐにTbの中路英明さんを思い出すはずですね。
(中路さんは、1997年からオバタラというラテンジャズバンドをやっていています。ちなみに、メンバーチェンジに伴い2007年よりオバタラ・セグンド(=第二期オバタラ)に改名しています)

ここまで読んでいただいてわかる通り、熱帯JAZZ楽団のエッセンスが凝縮されたようなアルバムなので、熱帯JAZZ楽団初心者の方がライブに行く前に必ずチェックしておくべきアルバムだと思います。

ちなみに、M05にはこれもライブでは恒例の高橋ゲタ夫さんの歌声とのユニゾンのベースソロも入っています。
(ちゃんとゲタ夫さんの歌声も聴こえます)

また、M06にはEARTH WIND & FIRE(アース・ウインド・アンド・ファイヤー)の「GATAWAY」も収録されており、本当に盛沢山な内容になっています。

個人的には、M10のTpの佐々木史郎さんの曲もオススメです。

残念なのはどの曲のテナーが野々田万照さんと小池修さんのどちらかがわからないこと。

あと、大路さんのバリトンは最高に格好いいです。もう生で聴けないのがとても残念です。。。




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2020年8月9日日曜日

No.0210 Michael Brecker/Tales from the Hudson【Sax:Michael Brecker】

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M01-M09 TS:Michael Brecker
全9曲
オススメ度 ★★★(3/5)

先日、楽器屋さんの楽譜コーナーで「3年後、確実にジャズ・サックスが吹ける練習法」という教則本を見つけました。
ジャズサックス奏者の大山日出男さんがリットーミュージックから2020年2月18日に発売していたようですね。

Lesson1として、”ジャズの名盤を紐解いてみよう”となっており、アルトとテナーそれぞれ10枚の名盤アルバムの紹介があり、「1950年代には既にデビューしていた名手に限定しました。」となっていましたが、テナーはマイケル・ブレッカーだけは例外としてあえて追加されており、この「Tales from the Hudson」が紹介されていました。

このアルバムは、マイケル・ブレッカーの4枚目のリーダーアルバムで、「純アコーステックなアルバムにしよう」というコンセプトで作られたそうです。
そんなわけで、マイケル・ブレッカーはリリコンとかは使用せず、テナーサックス1本で参加しています。

また、気心を知った親しい仲間と作るというコンセプトもあり、下記のようなミュージシャンが参加しています。

パット・メセニー(p)
ジョーイ・カルデラッツォ(p)
デイブ・ホランド(b)
ジャック・ディジョネット(dr)


また、M03、M05のみマッコイ・タイナー(p)ドン・アライアス(per)が参加してたりもします。

個人的にはマイケル・ブレッカーだと他のアルバムが好みで、このアルバムはそんなに好きではなかったりします。
なぜかというと、マイケル・ブレッカーのアルバムというよりは、パット・メセニーのアルバムのように感じるから。
(メセニー好きにはいいアルバムなんでしょうが。。。)

実際、ほぼすべての曲に、テーマもマイケル・ブレッカーのテナーにユニゾンとかでパット・メセニーのギターが絡んでいたりします。

比較的じっくりテナーを聴くことができるのはM07くらいかな。
ミディアムテンポのM07のマイケル・ブレッカーのテナーの音色がとても色っぽく、かなりいいです。




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2020年8月3日月曜日

No.0209 Eric Alexander/the second milestone【Sax:Eric Alexander】

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M01-M08 TS:Eric Alexander
全8曲
オススメ度 ★★★★(4/5)
赤坂B♭でのライブ等で日本から人気に火が付いたと言われているエリック・アレキサンダー。
実際に自分も赤坂B♭でエリック・アレキサンダーのライブを聴いたことがあります。

このアルバムは2001年に発売になったアルバムで、自分が最初に買ったエリック・アレキサンダーのアルバムでもあります。
基本はワンホーンですが、M04、M06、M08ではトランペットとの2管になっています。

エリック・アレキサンダーのテナーサックスは、気持ちいいくらいまっすぐで、爽快なイメージなので、個人的には夏に合うと思います。
アルバム全曲、テナーサックスのみ吹いていますが、テナー以外を吹くことはあるんだろうか。。。?

ある雑誌でのインタビュー記事で、いろいろなマウスピースを試してみたりはするけれど、結局いつも古いリンクに戻ってしまうと話していた通り、リンク吹きのイメージしかないですね。
余談ですが、数年前にマーマデュークでエリック・アレキサンダーが気に入ったラバーのマウスピースというのを売ってたことがあります。
おそらく、試奏してみて気に入り、しばらく借りて吹いてみたけど、結局いつものリンクに戻ったんでしょうね。

ちなみにライナーノーツを読んで知りましたが、エリック・アレキサンダーは大学時代にジョー・ロバーノに師事していたことがあるんですね。
知らなかったのでちょっとビックリしました。




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2020年7月26日日曜日

No.0208 山下達郎/JOY【Sax:土岐英史、淵野繁雄】

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[DISC 1]
M02-M03 AS:土岐英史
M04-M06 SS:土岐英史
M07 TS:淵野繁雄
M08 AS&TS:淵野繁雄
M09-M10 SS:土岐英史
[DISC 2]
M02 AS:土岐英史
M03-M04 TS:淵野繁雄
M06 AS:淵野繁雄
M07 AS:土岐英史
M08 TS:淵野繁雄
M09,M11 AS:淵野繁雄
全22曲(DISC 1:10曲、DISC 2:12曲)
オススメ度 ★★★★(4/5)




YouTubeに「山下達郎 LIVE ライブ ビデオ (15分) (promotional footage)」という動画あり、冒頭の「SPARKLE」が格好良すぎてはまっていました。
しばらく前のクリス松村の「いい音楽あります。」のライブ特集で1曲目に、この「SPARKLE」のライブ音源のフルバージョンを流していて、この音源は手に入らないのか?といろいろと調べていたところ、このライブ盤に入っていることを知り、即購入しました。

「SPARKLE」は、星野源のオールナイトニッポン的に言えばまず「イントロクソやべえ」曲ですね。イントロのギターが格好良すぎてしびれます。
また、青山純さんのグルーヴがありながら、かつ重いドラムもとても心地いいです。
(ちなみに、この2枚組のライブアルバムは全てドラムは青山純さんです)

最初に書いたYouTubeの動画は曲の途中まででサックスソロまで入っていませんが、土岐英史さんのアルトサックスソロも聴きごたえがあります。シンプルなリフから始まる構成がさすがに上手く、土岐さんならではの明るく倍音豊かな音も素晴らしく、何度も聴きたくなります。
このライブ音源は、1986年7月31日の中野サンプラザでのライブを収録したものなので、土岐さんが36歳の時の演奏ですね。(土岐さんは1950年2月1日生まれ)

サックスは、土岐英史さん以外に淵野繁雄さんも参加されていますが、[DISC 2]のM04の「GOD ONLY KNOW」でのメロウなテナーソロが特にオススメです。

“夏だ、海だ、タツローだ!”という標語の通り、これから夏になるにあたり、何度もヘビーローテーションしてしまいそうです。





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2020年7月19日日曜日

No.0207 Lee Konitz/TENORLEE【Sax:Lee Konitz】

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M01-M10 TS:Lee Konitz
全10曲
オススメ度 ★★★(3/5)




4月15日に新型コロナウイルスのため亡くなったリー・コニッツですが、アルトのイメージが強いリー・コニッツが全曲テナーを吹いているという珍しいアルバム、その名も「TENORLEE」(もちろんテナーサックスのTenorと名前のLeeを組み合わせたもの)です。

アルトでもよく演奏しているM01の「I REMEMBER YOU」に始まり、M08ではアルバムタイトルと同じ「TENORLEE」という彼のオリジナル曲(ちなみにテナーソロ曲)なども収録されています。

このアルバムの特徴は、なんといってもテナーサックス、ピアノ、ベースというドラムレストリオであること。
正直言うと、リー・コニッツテナーの音は力強さとかはなく、個人的にはアルトの音の方が好きですが、ドラムレストリオということで、そんな彼のテナーの音をじっくり聴ける作品になっています。
ちなみに、リー・コニッツは、10代でプロ入りしたころはクラリネット奏者として認められていたというのは、彼のテナーの音を聴いても納得できる気がしました。

リー・コニッツといえば、「リー・コニッツ ジャズ・インプロヴァイザーの軌跡」という本を読んでみたいと思っていたので、近いうちに読んでみようと思っています。






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2020年7月12日日曜日

No.0206 Hank Crawford/HANK CRAWFORD'S BACK【Sax:Hank Crawford】

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M01-M05 AS:Hank Crawford
全5曲
オススメ度 ★★★★(4/5)


雑誌「SAX WORLD」主催で『サンボーン・サマー・セッション』というのを昨日から開催しています。
そのリハーサル動画として、若手プロ奏者がデビッド・サンボーンに質問をするというリハーサル動画がいくつかYouTubeにUploadされていますが、その中に「僕のルーツ&バックグラウンド」というのがあり、ハンク・クロフォードの「FROM THE HEART」に強く影響を受けたということを話していました。

興味がある方は、
サンボーン・サマー・セッション 第1回リハーサル動画① 通訳/演奏あり 7/11開催!! 締め切り迫る! Session1 (7/11開催)「僕のルーツ&バックグラウンド」冒頭部分
という動画をYouTubeで検索してみてください。

これは、そんなハンク・クロフォードが43歳の時のアルバムで、個人的には「FROM THE HEART」よりも好きなアルバムです。
参加メンバーが半端ないです。

まず、アレンジはマンハッタン・ジャズ・クインテットでも有名なデビッド・マシューズ。
このアルバムは1976年録音で、ちょうど彼がCTIレコードのKUDUレーベルでアレンジを担当始めた年ですね。このアルバムジャケットのハンク・クロフォードの背中に「CTI」の文字が入っているのもそういう関係ですね。

参加ミュージシャンは、エリック・ゲイル(Gt)、リチャード・ティー(Key)、全曲ではないですが、アンソニー・ジャクソン(B)、スティーブ・ガッド(Dr)など。
また、ホーンはちょっと聴いただけで誰が吹いているかすぐわかるフレッド・ウェズリー(Tb)。
なんか、凄すぎです。

M05の「Midnight Over Memphis」のハンク・クロフォードのアルトの音色は、決して倍音が多めな音とは感じませんが、なぜか心に染み、泣けます。歌心に溢れているからなのかもですね。

M02の「I Can't Stop Loving You」のテーマも、味があっていいです。




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2020年7月5日日曜日

No.0205 T・J・Cオーケストラ/シンフォニー風の谷のナウシカ【Sax:なし】

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SAXなし
全9曲
オススメ度 ★★★(3/5)


コロナ自粛解除後、映画に関する嬉しいニュースといえば、ジブリ4作品(『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』)の同時上映ですね。
『ゲド戦記』は置いといて、『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』は映画館で観たことがあるので、映画館で観たことがない『風の谷のナウシカ』を先週観に行きました。
話はもちろん知っていますが、それでも泣けましたし、劇中で流れていた曲の美しさも印象的でした。


帰ってきて早速注文したのがこのアルバムです。
「シンフォニー」と書いてある通り、ナウシカの音楽をオーケストラで演奏したアルバムです。
久石譲さんによると、もともとナウシカの音楽は、
「シンセサイザーを使って、いかにアコーステックな広がり」
というコンセプトで作ったらしく、シンフォニーバージョンが悪いわけがないですが、どの曲も本当に美しいです。

映画の最初に流れるM01の「風の伝説」のピアノは奇麗すぎて涙が出そうになります。あとヴァイオリンも。
また、M09の「谷への道」の冒頭のチェロもいいですね。

ちなみに、今日もう一度映画館で『風の谷のナウシカ』を観てきましたが、やはり感動しました。

T・J・Cオーケストラの「T・J・C」はちょっと調べみてよくわからなかったんですが、ジャケットの一部を見てこれかな?と思ったのが「Tokuma Japan Corporation」。
誰か正解を知ってる人がいたら教えてください。

※ 念のため書いておきますが、このアルバムには子供時代のナウシカが歌う「ラン、ランララ、ランランラン♪」は収録されていません。




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